社会奉仕委員長 和田佳久
2021年4月27日、新宿5クラブ共同事業である二葉乳児院への紙おむつの寄贈を行いました。当日は、佐々木幹事、高橋さん、河西さん(高橋さんのご親友)にご同行いただきました。 今回も都留院長にご対応いただきました。緊急事態宣言下であるため、施設内の見学はかないませんでしたが、院長から乳児院や児童相談所等の現状について大変参考になるお話をうかがうことができました。その中で興味深かったのは「養育里親制度」のお話でした。 乳児院を卒園した子供たちが、引き続き施設による養育を必要とする場合、児童養護施設で生活をすることが多いのですが、里親のもとで暮らす子供たちもいるようです。「養育里親」とは、養子縁組を目的とせずに、子供たちを預かって養育する里親であり、成人になるまで預かり続けるケースもあるようです。 「養育里親」になるためには、両親となる方が研修を受けるなど一定の要件は必要ですが、特別な資格は不要のようです。国としては、この「養育里親」を増やそうと計画しているようですが、なかなか増えないのが実情とのことでした。二葉乳児院でも、企業などに対して里親を増やすためのPR活動を行っているようです。 欧米諸国に比して日本では施設での養育が中心で、里親制度は浸透していないという現状を踏まえると、里親制度の普及活動は非常に重要なことであると理解いたしました。 当委員会では、今後も二葉乳児院への訪問を通じて、要保護児童の現状について理解を深めて行きたいと考えております。